空手の指導の源になっている、やっちゃんノーテン散歩
いつも富山市・射水市で空手教室を開催している長久道場のブログをお読みいただきありがとうございます。
私は、一年ほど前から、毎日散歩しています。散歩の目的は、人に声をかけることです。
なぜ、これを始めたかと言いますと、人と関わるのが、とても苦手で、特に、何かの行事とか、何かの集まりになると、重い気持ちになる。これをもっと楽に軽くできたい。そう思ったからです。同時に、こうなるのは、空手の先生としても、必要なことだと思ったからです。
では、何をやればいいか。そう考えた時、ふと、頭に浮かんだのが、散歩でした。人との関わりを通じて、今の状態になったのだから、人との関わりで何とかなる。単純にそう思ったと言うか、閃き始めたのです。
当初は、今とは想像もつかないくらい、心臓が、ドキドキ、バクバクしながらやっていました。声をかけやすい人も選んでいましたし、複数ではなく、1人に声をかけていました。みんな知らない人です。嫌な態度取られたり、無視されたりするたびに、怖気づいたのを覚えています。
しかし、今考えたら、この人たちが、今のメンタルの強い自分に変えてくれた人たちなのです。人の表情や態度、言葉に振り回される自分。要するに、外に振り回される自分です。それに気づかせてくれた人たちなのです。
次第に、こういう人と関わるたびに、落ち込みや怒りをくれる対象から、感謝の気持ちにさせてくれる対象へと変化していきました。散歩は、次第に人を選ばす、声をかけやすい人ではなく、声をかけにくい人にかけたり、1人で複数の人に声をかけたりできるようになっていきました。時には、1人と30分以上話したり、沈黙になっても平気になっていきました。こうなったのは、つい最近です。だいたい、一年で4000人以上は、声かけたと思います。今尚、継続中です。
散歩を通じて、実感したことは、人は、誰でも自分に興味を持ってほしい、好感を持ってほしい、他人から、どう思われているか、とても気になる。もちろん、私を含めて、みんなそうであると思いました。問題は、それを、いいとか悪いとかではなく、そんなもんだと認めれるかどうかです。
こんなこともありました。知らない人が向こうから歩いてきて、すれ違う時に、「こんにちは!歩く姿が軽くて、見ている方が気持ちいい」私が、ニコニコした顔でそう伝えると、相手は、とても嬉しそうな顔になり、「ありがとう」
その相手の後ろ姿を見ると、さっきより、軽くなっているのです。おそらく、この人から見たら、私の歩き方は、軽く見えるんだ。うれしい、よかったー。これが、体をさらに軽くしたんだと思いました。ここで、人からどう思われているか気になる。これが人間というものが、わかる場面でした。
ノーテンキ散歩(勝手に命名)を通じて、少しずつ、偏見や思い込み、固定観念が外れていき、人と関わるのが苦手な自分から得意な自分に変わっていきました。
人が苦手、人間関係は、めんどくさい。これが、当たり前な自分から、人が、得意、人間関係は、楽しい。これが当たり前へ。
追伸
ブログ見ましたよー。で、入門された方には、空手着をプレゼントしまーす。
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